TINGARA

 皆さん、“TINGARA(ティンガーラ)”というユニットをご存知でしょうか? 簡単に紹介すると、沖縄出身のミュージシャンである米盛つぐみさんを中心としたステキな音楽をクリエイトしているユニットです。つぐみさん以外のメンバーはプログラミングやサウンド・プロデュースを担当しているイシジマ ヒデオさんです。現時点でのメンバーは2名です。前作まではオリジナルメンバーでもある三線担当のゲレン大嶋さんも在籍していましたが、脱退された模様です。

 で、なぜ“TINGARA”のファンなのかを説明すると…。僕の知っている限りでは、つぐみさんは元々“りんけんバンド”でキーボードを弾いていました。僕の弟が“りんけんバンド”が好きで、つぐみさんのファンだったせいか、僕もいつの間にか意識するようになりました。そんな時に、つぐみさんが“りんけんバンド”を辞めて、東京に活動拠点を移し、独自に音楽活動を始めるということを知りました。

 これが“TINGARA”なのですが、“TINGARA”のWebサイトでファーストアルバムの1曲目に収録されている「夜間飛行」を試聴して驚きました。沖縄音楽というよりも、ENYAのようなヒーリング系の音楽だったので、とても驚いてしまったのです。いわゆる「沖縄音楽」を期待していたのですが、肩透かしをくらってしまいました。

 1999年11月にファーストアルバム「天河原」が発売されました。1曲目の「夜間飛行」を気に入った僕としては、ぜひともアルバムを入手して聴いてみたくなりました。が、インディーズレーベルから発売されていたので、大阪で入手することは困難でした。今でこそ、ネット通販が一般的になっていますが、当時はまだまだ普及していませんでした。「アマゾン」もなかったですし…。というわけで、聴いてみたくても、聴けない状態が続きました。「タワーレコード」や「HMV」や「WAVE」でも売っていないのです。

 沖縄では売っているとのことでしたが、買いに行くわけには行きません。困り果てていたら、つぐみさんご本人からメールをいただきました。「CDをお送りいたしましょうか?」という内容のメールでした。まさか、ご本人からCDを送っていただけるなんて思ってもいなかったのでとても感激したのを覚えています。

 こうして、ファーストアルバムを送っていただき、それからは何度も何度もCDを聴きましたね。今までに聴いたことのない不思議な音楽でした。この頃には完璧なファンになっていましたね。

 さて、オリジナルアルバムを5枚(ベスト盤を含むと6枚)発表しているTINGARAですが、9/21(水)にニューアルバム「風の旋律」が発売されます。その発売に先立って、最終マスタリング前の音源を収録したCD-Rを一部のファンに配布し、そのレビューを自身のWebサイトに書いてもらうという試みが行われることになりました。

 もちろん僕も応募していたのですが、本日にそのCD-Rが届きました。まだ聴いていませんが、これからはそのニューアルバム「風の旋律」の収録曲についてコメントして行こうと思っています。お付き合いくださいませ。