林家染二独演会2006

 今日は1年に1回行われる林家染二師匠の独演会。会場は「リサイタルホール」だ。この会場も今年で3年目になる。早いものだ。座席は500席以上あるのかな。それが満席になるというのはすごいことだと思う。

 本日の演目は林家染左さん「商売根問」、旭堂南左衛門先生「荒大名の茶の湯」、染二師匠「天神山」、桂小枝師匠「漫談」、最後に染二師匠「愛宕山」だった。染二さんの「天神山」はラストで後ろに立てかけてある障子に曲書きを行う。「恋しくば たづね来てみよ 南なる 天神山の 森の中まで」という和歌を筆で書くのだが、まず「恋しくば」と「来てみよ」を右手で上から普通に書く。「たづね」と「南なる」を右手で下から上へと書く。「天神山の」は左手で“鏡文字”で書く。最後の「森の中まで」は筆を口にくわえて書く。すごい!! 雰囲気、わかりますか? この曲書きを観るのは3回目だが、いつ観てもスゴイと思う。お疲れ様でした。今年の独演会もとても良かったです。来年が楽しみです。

 独演会の打ち上げは肥後橋の派手な中華料理屋「徐園」にて。そこそこビールを飲んだので帰りは高槻まで乗り過ごしてしまった…。終電で茨木に戻ってくることができた。