本朝廿四孝 その2
休日。朝はひさしぶりにゆっくりと寝ていた。ちょっと遅めに起きてから朝食。テレビをダラダラと見てから外出。
今日も昨日に引き続き文楽鑑賞。梅田を経由してから難波へ。しばらく難波をウロウロしてからうどん屋「千とせ」にて遅めの昼食。かなりひさしぶりに「千とせ」で“肉吸い(肉うどんのうどん抜き)”を食べた。あいかわらずおいしい。
千日前から道頓堀に移動し、「JRA」で本日のジャパンカップダートのVTRを観た。カネヒキリ、すごいな。シーキングザダイヤの勝ちかと思った。カネヒキリを春に京都競馬場で観て以来ずっと注目しているけれど、ついに雲の上の存在になってしまった〜。もっともっと活躍してほしいな〜。
日本橋の国立文楽劇場で、夕方の4時半から夜の9時まで文楽鑑賞。昨日は第一部を鑑賞したので、今日はその続きの第二部である。第一部は“山本勘助”の話であったが、第二部は“武田勝頼と八重垣姫”の話である。で、昨日同様、右端の一段高くなった席から観ることにした。本当に三味線の真ん前なので実によく聴こえる。
まず、二段目の「勝頼切腹の段」の竹本綱大夫師匠が良かった。そして、相方の鶴澤清二郎さんの気迫を前面に押し出した三味線も実に素晴らしかった。僕はこの人の弾く三味線がとても好きなのだ。まさにBLUESである。「ン、ン〜」と声にならない声を発しながら弾く三味線がいいのだ。
次に印象に残っているのは四段目の「和田別所化粧屋敷の段」である。ここは豊竹呂勢大夫さんと野澤喜一朗さんの衣装がステキだった。黒をベースに白の模様が入った裃と見台がとてもおしゃれだったよ。人形は吉田簑二郎さんの操る燭台と大根の幽霊が面白かった。
最後に、四段目の「十種香の段」は豊竹嶋大夫師匠が今の若い女の子みたいに積極的な八重垣姫を熱く語り、「奥庭狐火の段」は竹本津駒大夫師匠が狐と一緒に踊りまくる八重垣姫を迫力満点に語る。もちろん、八重垣姫を操る吉田簑助さんは文句なしに素晴らしかった。幕が閉まる時には、もう感動してしまって、アホみたいに拍手しておりました。良かった〜、いいものを観たよ〜。
幸せな気分で国立文楽劇場を後にした。日本橋から難波まで歩き、「カナマターク」という立ち飲み屋で軽く飲んでから帰宅した。帰宅してから「エンタの神様」で小梅太夫を鑑賞。あいかわらずの人気ぶりで何より。
本日の1枚はこちら。ポップなMilesもいいが、やっぱり本格的なJAZZの方がいいのでは?
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